介護保険を受けるためには?

介護保険を受けるためには?


介護保険による保険給付を受けるためには、各市区町村において、要介護または要支援の認定を受ける必要があります。要介護・要支援認定では、介護を受け要するるものが要介護状態にあるかどうかを確認し、あわせて要介護状態区分を確認します。この認定を受けるには、まず被保険者またはその家族が、各市区町村において要介護認定の申請を行います。申請を受けた市区町村は、申請を行った人の家庭を訪問して、心身の状態、問題行動、生活機能などの82項目から成る認定調査票に基づいて調査を行います。この調査は、市区町村の職員が直接訪問して調査を行うほか、居宅介護支援事業者や介護保険施設(特別養護老人ホームなど)に市区町村が委託して行うこともできます。

この調査では、まず介護に要する時間(要介護認定等基準時間)と特別に必要な医療にかかる時間を加えて、コンピューターソフトにより、1.自立、2.要支援、3.要介護の判定を行います。これを1次判定と言います。次に1次判定と、主治医の意見に基づいて、市区町村に設置される介護認定審査会で、要介護状態にあるか、要支援状態にあるか、またはそれ以外であるかと、その程度を審査し、判定を下さいます。これ2次判定と言います。この介護認定審査会の委員は、要介護者等の保健、医療又は福祉に関する学識経験を有する者の中から、任命されます。1次判定と2次判定の結果の通知は申請のあった日から30日以内になされます。この判定の結果、自立と認定された場合は、保険給付の対象から外れます。また要介護認定の場合は、6か月の有効期間を設けて、定期的な見直しが行われます。

認定を受けた後は、介護サービスの種類や量、その組み合わせなどを定めるケアプランを作成して、それに基づいた介護保険の給付を受けることとなります。

介護保険を受けるまでの流れ図

 

 

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